出会いの奇跡

偶然か運命か出会いの奇跡が起きた男女の素敵なのろけ恋愛・失恋体験談!思わず胸がキュンとする出会いのエピソードを紹介

関東地方

留学先のニューヨークで年下のウェイターと出会って

ニューヨークに留学した私は、カフェでハンサムなウェイターに出会う。留学生仲間が「ウェイターなんて」とバカにした態度を取るなか、私は彼と親しくなって、最後には同棲にまで至る。二人は一緒に日本に戻り、夫婦となった。

東京都新宿区の奇跡の出会い体験談

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わたしが夫と出会った場所は、ニューヨークのダウンタウンにあるカフェでした。仲間たちと一緒にコーヒーを飲みに入り、テーブルに注文を聞きに来たウェイターが彼だったのです。そのとき私はちょうど四十歳の誕生日を迎えたばかりでした。

わたしは会社勤めで貯めた金を資本に、映画の勉強をするため、この憧れの都市に滞在していました。専門学校に入学、英語で授業を受け、課題としてシナリオを執筆――。

久しぶりに学生となり若い米国人たちに混じって勉学に励みました

久しぶりに学生となり若い米国人たちに混じって勉学に励みましたの画像

もともと映画を見るのが好きで、いつか職業にしたいという思いを抱いていたのですが、いつの間にか四十を迎えそうになり、これではいけないと一念発起しての留学でした。

学校には何人か日本人の留学生もいて、自然に一緒に行動するようになります。そのカフェに入ったのは、わたしの提案でした。アル・パチーノが常連だという噂を聞いたのです。
注文を取りに来たウェイターは驚くほどのハンサムでした。

まだ注文を聞いている最中なのに「かっこいいわね」とか、「まるで映画俳優みたい」とか、日本語だから分からないのをいい事に、同級生の女の子たちは大声で言い合っています。私ももちろん、そのハンサムぶりに見惚れる思いでした。しかし、彼がどうみても二十歳台半ばらしいので、自分のようなおばさんが騒ぐのもみっともない気持ちがあって、あえて黙っていました。

その後、その店には同じ仲間で何回かゆきました。そのハンサムなウェイターがいつもいて、我々の注文を取りに来ます。逆ナンパしてみようか、と誰かが言い出したのですが、「でも、ウェイターでしょ」と眉をひそめて言う子がいて、皆が同感するような顔をします。わたしはその傲慢な考えに反発を持ちました。

「ニューヨーク出身なんですか?」とわたしが話しかけたのは、店にゆきだして五回目のことでした。いきなりだったので、まわりの仲間はビックリしたようです。ウェイターも少し戸惑った顔でした。でもすぐに、「イエス、マアム」と笑顔で答えてくれました。

それからはわたし一人でその店にゆくことが多くなり、話の回数も増えました。

ふたりの仲が進展したのは、わたしが熱を出して寝込んでしまい、しばらくカフェに姿を見せなかったのがきっかけです。「彼女、どうしたの?」と、トム(そのウェイターの名前です)が久しぶりに来店した日本人仲間に、わたしの事を訊ねたそうです。

「今病気で寝てるのよ」と女の子の一人が答えました

「今病気で寝てるのよ」と女の子の一人が答えましたの画像

その日の夜、トムが熱でうなっているわたしを訪ねてきました。仲間からわたしの住所をわざわざ聞き出したのです。……わたしたちが初めてキスをしたのも、その夜のことでした。

二年間の留学を終え、日本に帰る時期がきたころ、わたしはトムと同棲していました。トムを置いて日本に帰り、遠距離恋愛を続けるか。それともトムと結婚して、米国で暮らすことにするか――。私はどちらにするか迷い、トムに選んでもらうことにしました。

「ボクが日本にゆくよ」

私の迷いなど馬鹿らしいというような気軽さで、トムは答えました。
それから十年、トムは日本にいます。二人で英語塾を始めて、ようやくそれが軌道に乗りました。私の映画熱はいつの間にか冷めてしまいました。
「きれいな日本人の女の子が他にいたのに、よくわたしみたいなおばさんを相手にしたわね?」

カフェでの知り合ったきっかけを思い出して、わたしは以前訊いてみました。

「ウェイターだからバカにしてるな、って薄々気づいてたのさ」
と、トムは答えました。もう英語ではなく、日本語での返事です。
「バカにしてなかったのは君だけだった」
そう言うと、トムはいつものようにわたしを抱きしめてくれました。

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