恋愛に発展しないままの友達のような彼との恋話
彼とは大学で出会いました。彼には好きな人がいて、わかりやすかったので私も応援していました。私も別の人と付き合ったり別れたりしていました。彼とは友達関係で、恋愛の話は一度もしたことがなく、いつも他愛のない話をして盛り上がっていました。
大阪府茨木市の奇跡の出会い体験談
そんなある日、彼は好きな人に振られてしまいました。その時も私は、告白したんだなあと思っただけでした。
一年後、すっかり仲良くなっていた私たちは、いつものようにおしゃべりをしていました。
すると彼から、今度二人で遊びにいかないかと誘われました。もしかして、と思いました。私は彼を恋愛対象として見ていなかったからです。しかし仲が良く、悪い気持ちはしなかったので承諾しました。
そして彼から指定された場所は遊園地で、まさにカップルが行くようなところでした。前に好きな人に振られてから一年が経っていましたが、吹っ切れていたんだなと思いました。
そしてデートの日、初めての二人きりでのお出かけの日でした。遊園地を普通に楽しみ、夜はレストランでご飯を食べました。そして、彼がいきなり、付き合う?と聞いてきました。私はびっくりしました。特にいやな気持ちはなかったので、付き合うことになりました。
それからは新鮮で、彼は毎日連絡をしてくれました。
また次はどこにデートに行くかも決めてくれました。彼の家では、彼がご飯を作ってくれました。しかし、彼はうぶな性格で、手をつなぐことは一度もありませんでした。彼はどうやら私が初めての彼女だったようです。私からすると、少し不満もありましたが、私がリードするのも変なので、そのままの関係が続きました。
そして一年ほど付き合いました。周りの友人にも知れ渡り、恋愛の話を聞かれることも多くなりました。しかしまだ手をつないでいないというと、みんな驚いていました。そのころになると私もいったい彼氏は私を恋愛対象として見ているのかと不安になりました。その時から、私たちの間に距離が出来始めていました。
そして一年半後、やはり私たちは友達だという結論に達しました。彼に聞くと、少し手をつなぐのさえ躊躇してしまっていたようです。結局別れた私たちは、顔を合わしてももう話さなくなりました。そして気まずいまま大学を卒業しました。
今となってはそんな純粋な男性はいないと思うのですが、私には物足りませんでした。それからは私に彼氏ができ、結婚もしました。彼も彼なりに彼女ができたと聞いたので安心しました。