アメリカには勝てない!?遠距離恋愛の選択肢の無い恋愛
初めてお付き合いした彼女と手をつなぐ間もなく、彼女のご両親に存在を明かされることもないまま、彼女の引っ越しをきっかけに初恋が強制終了してしまった、という話です。男性は多少積極的な方が良いのかもしれません、という反省を得ることが出来ました。
広島県大竹市の奇跡の出会い体験談
出会ったきっかけは、彼女の高校(女子高)が私の家の近所にあり、その学校の文化祭へ友達と一緒に遊びに行ったのがきっかけです。私たちは同じ男子校の友人4人で、彼女たちも4人でいました。
彼女たちの学校はクラス単位や部活単位で出しものをするのではなく、友人が集まって出し物をするという少し変わった学校でした。
彼女たちが何の出し物をしていたのかはハッキリと覚えていませんが、ゲーム(卓球とか、じゃんけんとか)を来場者としていた記憶があります。お客さんとして遊びに行った彼女グループの出し物部屋で最後はスタッフのように手伝いを自発的にしていました。
「送り狼」ならぬ、「居座り狼」のように半日ずっと彼女グループのところに居続けました。最初はグループ交際のようにみんなで会っていましたが、そのうち二人きりで会うようになり、私から告白をして付き合い始めるようになりました。
顔も自分の好みのタイプで、性格も非常に素晴らしく、初めてお付き合いする彼女だったので、手すら握れないくらい初心なお付き合いをしていました。
デートは決まって毎週木曜日(何故木曜日だったのかは覚えていませんが)に私の自宅の近所で彼女の学校の近くであるショッピングセンターのベンチに座ってたわいもない話をただただ続けるというデートでしたが、とにかく楽しみで仕方ありませんでした。
彼女と付き合うにあたって一つだけ制限があり
それは私の存在を彼女の両親には当分公表しないこと、でした。彼女のご両親からしたら、娘に彼氏が出来たことも「私」という存在も知らないということです。
当時は携帯電話どころかポケベルすら持っていない時代でしたので、次回会うための約束はいつも別れ際にしていました。1学期が終わり、夏休みに突入するも彼女とは全く会えません。
夏休みに学校へ出かける用事がないので、必然的に会える場所に来ることが出来ないくらいの箱入り娘だったのです。夏休みが明けて、ようやく会える約束の日に彼女は現れませんでした。
代わりに来たのは付き合う前にグループ交際していた彼女の友達でした。友達は彼女からの手紙を預かっていました。手紙には「父親の転勤で、アメリカに行くことになりました。
あなたとはもうお付き合いすることが出来ません。さようなら」とだけ書いてありました。こうして、私の初恋は彼女と手も繋ぐことすらなく強制終了してしまいました。
後日談ですが、2年後に手紙を持って来てくれた彼女の友達から聞いた話によると、キスまでならOKだったのに手すら繋ごうとしなかった、と不満を漏らしていたそうです。こんなんやったらチューぐらいしとけばよかったなぁ!!