出会いの奇跡

偶然か運命か出会いの奇跡が起きた男女の素敵なのろけ恋愛・失恋体験談!思わず胸がキュンとする出会いの短編エピソードを紹介

中国・四国地方

10年越しの恋ゴコロが私にもたらしたもの

私は過去に、自分では大恋愛だったといえる過去があります。それは、思わぬきっかけから始まりました。
出会いは風俗店、いわゆる“おさわり”と言われるお店。二人掛けのソファを腰ほどのパーテーションで仕切っており、照明はかなり暗め。大音量のテクノ系音楽が店内に響き渡っており、女の子との会話もよほど接近しなければならないほど。

広島県福山市の奇跡の出会い体験談

10年越しの恋ゴコロが私にもたらしたものの画像

そんなお店に友人に誘われて半ば無理やりに連れていかれたのは、二十歳前の頃。当時私はそこそこモテると自負しており、そんな金の無駄遣いなどできるものかという男でしたが、おごりだったので、ラッキー。くらいの気持ちでいきました。席に着いた女の子は18歳の巨乳ちゃん。そのとき、それ以上の印象は特になし。

その一か月後に再びおごりで来店。指名なしで入ったにもかかわらず偶然同じ18歳巨乳ちゃんが私の横に着席。この時は、巨乳ちゃんが私のことを気に入ったらしく、えらくご機嫌でした。男心たるもの、気に入られて嫌な気はしない。電話番号を教えてくれと言われるので教えてやり、延長なしでその店を出たところ、すぐに着信アリ。その時の相手の話の内容は、

「もう店に来なくていいから店の外で会いたい。」

だった。
ラッキー!だった。外で初めて合った日から巨乳ちゃん(以下「エリ」)には、一応は彼女だと告げていたものの、いわゆる“セックスフレンド”。すでに風俗店は辞めたとかなんとか言っていたがそんなことは関係なし。風俗経験女はヨゴレ。それが当時の私の正直な思い。そして3か月ほどたったころ、本命彼女ができた私はエリに適当な嘘をついてトンズラ。

さらに半年ほどたった頃、本命彼女とうまくいかず別れた私はエリに連絡し再会。説明不要、チャラ男の王道のような行動パターンです。
このとき、私の中に少なからぬ気持ちの変化が表れました。
エリは久しぶりに連絡したときから終始上機嫌。多少は責められることも覚悟していた私はホッとして、さっさとやることやってかーえろっと、くらいの気持ちでエリの服を脱がせ始めました。するとエリは、その瞬間に初めて悲しい顔をしました。そして、号泣を始めました。それでも、やべえ...くらいにしか思わなかった私は、外したパジャマのボタンをはめなおしてすぐに謝り、立ち去りました。玄関を出るまで、エリは号泣していました。私は逃げるようにエリの家を出て、車に乗り込み、エンジンをかけ、駐車場を出ようとした、そのとき、エリが笑顔で私に駆け寄り、
「私、セックスフレンドでいいよ。」
と言いました。

そのとき、私の中で気持ちが反転しました。

そのとき、私の中で気持ちが反転しました。の画像

後で気持ちを整理したとき、ああ、あの瞬間から好きになったんだな、と気が付きました。なぜか。

それは、エリの精神年齢が私よりも上だと感じていたから。これは、当初、所詮は風俗上がりの女だと軽蔑していたわたしには評価の対象とはならなかったことですが、上記発言と、その時の満面の笑顔、そして、わたしより精神年齢が上で、頭もいいんだろうなと言う客観的な思いが複雑に絡み合った結果なのかな、と、わたしの中で結論づけました。そして、好きになった気持ちを自覚したことで、同時に罪悪感が湧き上がり、その場は反省を伝えてすぐに去りました。

この時から10年以上、わたしのエリに対する気持ちは下がることなく、ずっと上がり続けることとなってしまいました。

エリが事件に巻き込まれたり、妊娠を私に隠して音信不通となり、その後私に黙って堕胎していたり、事情を知らず音信不通にされた私がプライドを傷つけられ、一念発起で中卒からエリの地元の国立大学(わたしの自宅から100キロ程度離れていました)に進学したり、エリが癌になっていたり、3年ほど空いた後、人生初のラブレターを送ったら結婚していたり、妊娠・出産したり...。
それでも、好きでした。

私は今、弁護士になることを目指して法科大学院に入学・卒業し、司法試験受験の浪人生です。すべてはエリへの思いがきっかけです。

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