出会いの奇跡

偶然か運命か出会いの奇跡が起きた男女の素敵なのろけ恋愛・失恋体験談!思わず胸がキュンとする出会いの短編エピソードを紹介

北海道・東北地方

彼氏は彼女のアゲマン~大学デビューと予備校デビュー~

今まで告白なんて恥ずかしいし、自分からするものではないと、そう思っていました。そんな私が初めて自分から告白した唯一のアタック秘話です。
 高校二年生のほのかにかおる夏の匂いと押し寄せる秋の匂いが混ざった9月です。好きになった人は今まで、そんな意識することなんてなかったし、ただのクラスメイトだと思っていた女子です。

宮城県仙台市の奇跡の出会い体験談

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あまり行動的ではなく控えめなMさん。一番後ろから様子を見ていると仲の良い女子の輪にいると嘘みたいに饒舌になって笑顔になって、かと思えば一人でいるときも多くて、とにかくいろんな顔が見える子でした。気になってついつい目で追ってしまう。クラスの中ではイケイケグループでもなくかといって、孤立しているわけでもなく、一体何なんだこの子は!という謎が多くもっと知りたいという気持ちになりました。

家に帰っても気になって眠れなかったり、気になっている自分がだんだん胸がドキドキしていくのが日増しに強くなっていきました。
 好きだとわかってアタックしようと思い立ったのはその二ヶ月後の12月。まずは話すきっかけを持つために携帯のメールアドレスを聞こうと思い立ちました。

ところが、今日聞こう、今日聞こうと思い立ってもやっぱり恥ずかしさが押し寄せてなかなか聞けず、悔しい毎日を送ることになります。
 1月半ばに迫っていた頃でしょうか、放課後に廊下で話しているMさんを発見し、今のゆったりとした瞬間を逃すわけにはいかない!!!

と気持ちを奮い立たせ「どうも!良かったらメールアドレス教えてくれないかな?」。勇気を振り絞った渾身の24文字でした。すると快くMさんは赤外線でアドレスを教えてもらいました。もう私は校内を5周はするくらいの勢いで走り回りました。その姿をMさんや他の女子たちにも見られ、苦笑いされてしまいましたが・・・。

そこから少しずつメールで連絡を取り合えるような仲になっていきました。クラスの皆ももてはやすような雰囲気も手伝って私はアタックし続けることができました。長いこと告白する機会を逸し、三年生になっていました。なんだかんだで、7月には文化祭があり、そこで告白しました。半年以上の片思いが叶う瞬間が訪れました。

ありがとうMさん。

ありがとうMさん。の画像

それからは、お互い大学進学のための受験勉強をしながら、お付き合いを続けさせて頂きました。絶対結婚するんだとそう誓っていました。思春期の典型のような思考に間違いなく陥っていました。
 ところが大学受験失敗という大きな壁が立ちはだかりました。彼女は私大へ進み、私は予備校で大学準備生として、異なる道へ進むことになりました。

彼女は私と付き合ってから、付き合う前とは変わり、どんどん社交的になっていってました。控えめな部分も勿論ありましたが、なんというか、垢抜けたというか皆からも注目される位には目立つ存在になっていました。大学に進み彼女のそれは少しずつ大きくなっていきます。大学のサークルのお花見や、委員会活動など大学入ってから精力的に様々なことに興味を持って取り組んでいくようになります。

交友関係も増えて何か少しずつ自分の元を巣立っていくような、そんな妙な感覚が芽生えました。
 対して私は予備校に通いひたすら机と向かい合うのみで、大学でエンジョイしている人が羨ましくて仕方がありませんでした。卑屈になって萎れていく自分の姿がみえました。

彼女のエンジョイするのと反比例するように私との連絡が次第に少なくなってきます。返事もそっけなくなってきました。7月頃でしょうか、これはモノホンの大学デビューってやつだと思い、好きな気持ちを抑えて、自分から別れを切り出しました。切り出さざるを得なかったのですが。本当は別れたくない、私とじゃなきゃ嫌だとか言われたかったです。そんな思いとは裏腹にあっさりと了承してしまわれました。付き合うまではあんなに時間かかったのに別れるのはホント寸劇でした。

立ち直るのは大変でしたが、その気持ちを受験勉強に向け、一年遅くなりましたが、国公立に受かることができました。元彼女に合格の報告をしようと思い高校時代の人たちに会ったときに話をしていたら「Mさん君と今彼氏いるよ、しかも二人目」というメッセージが身体を走り回りました。私と別れたあとにすぐ他の人と付き合って、別れて、今また別の彼氏がいるとのことでした。

あわよくば復縁できるかなと思っていた自分が途端にバカバカしくなりました。でも私と付き合ったことで控えめで自分を出し切れていなかった彼女がどんどん+の方向に変化していったのだと思えば踏み台だったとしても光栄なことだと思います。

大学デビューと予備校デビューの生活の差は愛では埋められませんでした。勿論自分に問題があっただろうけれども。本当に貴重な青春を送らせてもらいました。心にそっと留めておきながら私も大学デビューしました。

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