なかなか歩み寄れなかったけど時間をかけて実らせた恋
初めて会った印象は怖くて話しかけるだけで緊張してしまい避けていたけれど、その緊張が自分の中で好きに変わり、どんどん惹かれていったが、彼の気持ちが見えなくて諦めかけた時に告白されて付き合うことができた。タイミングがズレていたら一緒にはいられなかったと思う。
東京都新宿区歌舞伎町の奇跡の出会い体験談
ある日、私の友達と仕事終わりに飲みに行こう、という事になって、新宿は無知な私だったので、友達について行った先がバーでした。そこのバーはとっても面白くて私はとても気に入ってしまい、1人でも通いつめるようになりました。
2.3回目に行ったある日、少し強面な人が端っこに立っていて、「あれ、絶対オーナーさんかなにかだなぁ…。なんだか騒げないな…。」とその日は友達と飲んですぐに帰ってしまいました。そしてまた4.5回目に行った時にも、そのオーナーらしき人は居て、お店は大混雑していました。
いつも仲良くしてくれてるバーの男の子は忙しいみたいで、特にスタッフとは誰とも話すことなく、友達と話しながらゆっくり飲んでいました。すると、そのオーナーらしき人がこちらに近づいてきたのです。私は思わず背筋を伸ばし、すこし緊張していました。
私の友達は知り合いだったようで
「こんにちは!」と挨拶していました。「この子私の友達なの!仲良くしてあげて下さいね!」と、慣れた感じで友達は彼に話しかけていた。私はぺこりと頭を下げました。
「はじめまして。」と気怠そうに彼は私に言ってきた。その日友達から帰りに、「彼はあのバーのオーナーなんだよ!」と知らされました。私は尚更近寄りがたい意識を持つようになりました。
そしてすこし間があいて、またそのバーに行くと、彼が居て私の隣に座ってきました。いきなりのことでビックリして無愛想な態度を取ってしまったのです。
彼は私に、「普段何してるの?」「どこ住んでるの」などと色々聞いてくるのですがなんだか緊張が解けなくて、一言一言返すのに必死でした。
でも物腰柔らかで落ち着いていてすごくいい人だなと
最初の怖いなと言う印象から変わり始めていました。その日に連絡先を聞かれ、連絡を取るようになりました。
私自身シャイなのとプライドが高いため、自分から連絡はしなかったですが、なんだか彼のことが気になって、「あ、わたしこの人が好きなんだな」と意識し始めました。連絡を取るようになってから、食事に行ったり飲みに行ったり、2人で会う機会が増えていきました。
ですが向こうからはなんのアクションもなく、私は意味がわからないまま、時間だけが過ぎていき、「遊ばれてるのかな」と不安がよぎる毎日で、そろそろ諦めようかなと思っていたときに、告白されました。
やっときた!と思い、もちろんOKをし、交際がスタートしました。付き合ってから、諦めようと思ってた趣旨を伝えると、「俺のこと興味ないとてまばかり思ってたからなかなか言い出せなくて、ふられる気で告白した」と驚きの返事でした。
今思うと、すこしでもお互いのタイミングが合わなかったら、今こうして一緒にいられなかっただろうなと思います。