恋心物語

偶然か運命か出会いの奇跡が起きた男女の素敵なのろけ恋愛・失恋体験談!思わず胸がキュンとする出会いの短編エピソードを紹介

関東地方

あまりの見た目の好みについ気を許してしまった恋話

就職活動も終わって、無事内定をいただき、あとは卒論のみ、それもなんとかなりそうだな……という時期でした。恋人もいなかったわたしが暇つぶしにはじめたことが、友だちが作れるというアプリ。

神奈川県川崎市の奇跡の出会い体験談

顔写真をのっけることができて、相手の顔を把握したあと、好きな異性や同性とメッセージのやり取りができるアプリでした。
わたしはそこで、ちょっと写りの良い写真をのせて、いろいろな男の人と話していました。

基本的には、話すだけ、電話もラインへの移動も絶対にしませんでした。
実際に会ったこともない人を好きになるなんて馬鹿みたいだし、ネットでの出会いは危ないに決まっていると、遊びながらも冷静に考えていたからです。

もう内定も決まっているし、二十歳を超えた大人です。
すべて自己責任だと思って、アプリを利用していました。
正直、アプリを利用している最中はちやほやされて嬉しかったし、どこかでもしかしたら、良い出会いがあるかもしれない、と思っていたのも事実です。

そんなとき、1人の男の子とメッセージを重ねるようになりました。彼はわたしと同じ沿線、それも二駅ほど離れた駅に住んでいて、生活圏内がかぶっているぶん、話も合ったし、何より、顔がものすごく好みでした。

色白で、女の子のような綺麗な顔立ちをしていました。もちろん、彼の顔はプロフィールの写真で知ったのみだったので、そこまで信用はしていませんでしたが。
それでも、すごく好みのかっこいい男の子と楽しく会話ができて、わたしは毎日彼とのメッセージのやり取りが楽しくて仕方ありませんでした。

そのアプリではメッセージとして写真も送ることができました。

はじめのうちは、お互いが飼っている犬の写真などを送りあったりしていたのですが、自分たちの顔の写真も交換しました。彼のほうも写りが良いものを選んだと思うのですが、本当にかっこよかったです。
思わず、すごく顔が整っているよね、かっこいい。とメッセージを送ると、照れるけど、ありがとう、という言葉とともに今日夜、ドライブしない? と誘われてしまったのです。

すごく悩みました。彼が本人ではない、ウソの写真を送ってるかもしれないとも考えました。でも、話も合うし、どうしても会ってみたくなってしまったんです。
それから、駅で待ち合わせをして、彼と夜、ドライブに行くことにしました。
駅についてから、彼が迎えに来てくれている車を教えてもらいました。その車を目で探しながら、彼とは別人が車に乗っていたらすぐに帰ろうと思っていました。

ところが、あ、あの車だな、とわかったあと、その車から出てきたのは、わたしがかっこいいな、と思った彼本人だったのです。
彼のほうもすぐにわたしに気が付いて、写真よりも可愛いよ、と言いながら近づいてきてくれました。

それから、ドライブと称して耳をすませばの舞台地と言われる公園へ連れて行ってくれ、夜景をぼんやり二人で眺めていました。
もちろん、なんとなく良い雰囲気になり、キスへ……。そのまま、ホテルへ誘われました。

付き合ってくれる? と質問すると、もちろん、という彼の甘い言葉。
そのまま、わたしは家には帰らずホテルへ行ってしまったのです。
帰ったのは、翌朝。家の付近まで送ってもらいました。
また連絡するからね、という彼の言葉を信じて、わたしは彼の車から降りました。

その後、彼からメッセージが来ることはなかったし、わたしも、メッセージを一度送ったきり、返信がないので諦めました。
すぐさまアプリをアンインストールして、縁切寺へいきました。

いくら顔が好みだからといって、やすやすとついて行くべきではなかった、自分のことをもっと大事にすべきだった、なんて馬鹿だったんだろう、と今では思います。
誰にも言えない秘密です。

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