出会いの奇跡

偶然か運命か出会いの奇跡が起きた男女の素敵なのろけ恋愛・失恋体験談!思わず胸がキュンとする出会いの短編エピソードを紹介

関東地方

自分の恋心に蓋をし、好条件の男性を探し求めたあの日。

今から10年前、職場の飲み会で出会った同い年の彼。実は、その飲み会の前から彼の存在は知っていました。職場の女性先輩に、「一階フロアにイケメンがいる!見に行こう!」と誘われ、一度彼の職場まで出向いたことがあったからです。第一印象は、高身長で爽やかなスポーツマンでした。

東京都足立区の奇跡の出会い体験談

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しかし、彼とは仕事上で接点もなく、名前も知らないまま数ヵ月が経ちました。そんなある日、人数合わせのため前日に突然誘われた飲み会で、たまたま彼の前の席に座ることになったのです。

私は話下手で、周りの人たちの会話に笑顔で相槌をうつことぐらいしかできず、連絡先も交換しないままお開きとなりました。しかし、その翌日、仕事を終えて帰ろうと階段を下りていると、下から彼が上がってきて、第一声でこのように言われたのです。

「お疲れ様です!よかったら連絡先を教えてもらえませんか?」。男性からストレートに連絡先を聞かれることに慣れていなかった私は、驚きと嬉しさと恥ずかしさが入り交じった気持ちで帰途に就きました。そして、その日の夜遅くに、なんと彼から電話がかかってきたのです。

彼は、「特に用事はないのだけれど」と言いながら、1時間ぐらい他愛もない話をしました。最初は丁寧語で会話していましたが、入社時期は違うけれど同い年だから敬語はやめようということになり、あっという間に距離が縮まりました。それからも、時々、彼から電話があり、飲み会から3ヵ月後に二人で食事に行くことになりました。

どんな話をしたのか覚えていませんが、居心地の良さを感じたのを覚えています。しかし、私には、彼にも、友達にも言えない恋愛(結婚)条件がありました。それは、「高収入で、私が仕事を辞めても生活に困らない男性」でした。彼は、安定した職業ではありましたが、決して高収入ではありませんでした。

そのことが私の中でネックとなり、彼からの好意に気付きながらも

そのことが私の中でネックとなり、彼からの好意に気付きながらもの画像

彼との関係性を先に進める勇気がでませんでした。もし、彼と付き合ってもっと好きになってしまったら、別れるのが辛くなるから、という理由からです。当時の私は、それほどまでに「高収入」にこだわっていたのです。

しかし、だからといって、彼から食事に誘われれば断る勇気もなく、何度か食事に出かけました。そして、とうとう、彼から「付き合ってほしい」と告白されました。彼とは波長がとてもよく合い、一緒に居て楽しかったし楽だったので、きっと彼にもその雰囲気は伝わっていたはずで、彼はきっと「イエス」の答えが返ってくると期待していたと思います。

しかし、私はその場でお断りしてしまいました。何度も長電話をしたり、食事に出かけたりしておきながら、その場で直ぐに断ってしまったのです。私は、その日、自分の本当の気持ちよりも、結婚相手に望む条件を優先させてしまったのです。そう、私の本当の気持ちは「イエス」でした。

その場を去っていく彼の後ろ姿は、今でも目に焼き付いています。その日から、私の中で何かの糸が切れたかのように、心から笑えなくなりました。そして、躍起になって、好条件の男性を探しました。心の中で黒い涙を流しながら、必死に納得のいく好条件の男性を探しました。

そして、その二年後、無事に好条件の男性とめぐり逢い、寿退社することになりました。普通なら幸せ満杯のはずなのに、私は泣き崩れました。一人で泣き果てました。結局、心の中で彼のことが忘れられなかったのです。その後、寿退社しておきながら、破談になり、私は仕事も恋人も失いました。

結局、自分の気持ちよりも条件を優先させておきながら、最後の最後で自分の気持ちに嘘をつき通すことができなかったのです。私の嘘によって、多くの人を傷つけ、私自身も色んなものを失いました。

その後、私は、ある資格をとって新しい仕事につけたら、忘れられなかった彼の元へ行って正直に自分の気持ちを話し、誠実に謝り、今度は自分から交際を申し込もうと決め、猛勉強しました。しかし、結局、資格を取り終える前に、彼は新しい恋をスタートさせてしまいました。一番仲が良かった私の同期と。

そして、今はその同期と結婚して幸せな家庭を築いているようです。彼の選んだ相手が私の大好きな友人だったからなのか、妬みや悲しさというネガティブな感情は一切ありませんでしたが、しばらくは喪失感でいっぱいでした。もしあの時自分の気持ちに正直になっていたらと考え、涙もたくさん流しました。

この失恋体験から、恋愛や結婚において、自分の気持ちを何よりも大切にしようと思いました。相手の気持ちはもちろん自分の気持ちにも誠実に。それが本当の幸せにつながるということを学んだ失恋エピソードでした。

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