まさかこんなところで運命の出会いをするなんて
私と夫の出会いはちょっと普通じゃありませんでした。親戚にも未だにどうやって出会ったのかは二人だけの秘密になっています。タイプでも趣味が合うわけでもなかった夫をとどうして結婚を決めたのか?そんな私たちのエピソードです。
神奈川県横浜市の奇跡の出会い体験談
私は今、結婚五年目、二人の子供を育てる専業主婦をしています。今の主人との出会いが少し変わっていたのでエピソードを書こうと思いました。
私はもともと北海道の田舎育ちで夫は横浜。まったく接点も出会うはずもなかった私たちでした。
そんな二人を近づけたのが、私の上京でした。20歳を過ぎてまだ若かった私は田舎の生活に物足りなさをとても感じていました。周りの友達や、ちょっとおしゃれな子なんかは皆地元から出て行ってしまっていた頃だったので、私も都会に憧れ、その当時勤めていたバイトの先輩と上京を果たしました。
しかし、先輩は上京して時がたたないうちに考えが変わったのか地元に帰ってしまいました。先輩と折半で払っていた家賃を私一人で払わなければいけなくなってしまい、地元からもアルバイトで稼いでもってきた貯金もすぐに底をついてしまった私は、生活に困り夜の仕事をすることになります。
キャバクラやパブなどいろんなお店を経験しました
そんな私の水商売の経験の中で、少しだけ他のお店よりは過激で特殊なお店で働いていたことがあります。
そのお店は俗にいう「おっぱぶ」で、サービスタイムがあり、上半身だけおさわりありというお店でした。実は私と夫の出会いはこのお店なんです。
ある日いつものように働いていてたまたまついたお客さんが今の夫でした。最初に会った時の印象は「なんだか地元を思い出す、、」でした。
その頃には時代遅れだったツイストパーマをかけて、なんだかちょっとださいファッションが妙に田舎っぽくて親近感を覚えました。
サービスタイムが来ても「何もしなくていいからラッキーと思って時間まで話しよう」と言われ、若いのにがっついてなくて変わった人だなという印象でした。初めてのトークも、そういう場所っぽくないお互いの好物のラーメンの話とかをしたのを覚えています。
夫とは友達になれそうだなという感じしかありませんでした
でも夫は違ったようで、後から聞いた話によると初めて会った時から私がタイプだったようです。
その後も何度か私を指名して飲みに来るようになりました。そうしてだんだんと仲良くなり、お店以外でも飲みに行くようになって夫の方から「結婚するなら私しか考えられない。俺の最後の女になってほしい」と結婚を前提とした告白をされたのです。
正直その時は嬉しかったけど悩みました。一緒にいて楽しいし夫の事は好きだけど、それは友達としてというか、男としてって感じではない気がしたのです。
返事を濁らせていたのですが
夫は諦めませんでした。猛アタックというやつですね。最後は私が負けました。ここまで自分の事を真剣に想ってくれる人がこの先現れるだろうかと考えたとき、夫との結婚を受け入れました。
そんな運命の出会いとはちょっと私からすると違った出会い方でしたが、夫と結婚して後悔したことは今のところありません。
夫は、最初に出会った時に感じた人の良さや優しさを持った人だったし、それは結婚しても子供が産まれても変わらなかったからです。
出会いはどこで突然あるものかわかりません。案外「彼氏がほしい!」「結婚したい!」って思ってない時にふらっとやってくるものなのかもしれませんね。