イケメン嫌いの私がまさか彼を好きになるなんて
イケメンなんてプライド高くてナルシストで気持ち悪い存在なんだから。そう思っていた私が、20代半ばまで定職にもつかずにふらふらしていたイケメンにまさか恋をするなんて。無視し続けていたはずなのに、あの日の衝撃は今でも忘れられません。
茨城県日立市の奇跡の出会い体験談
イケメンは性格が悪い。
そんな偏見を持っていた私がまさか彼を好きになるなんて思ってもみませんでした。
25歳で転職をして派遣社員となり半年がたった頃、同じ派遣会社から職場に派遣されてきたのが2歳年上の彼でした。
第一印象は、細身で背の高いイケメン。まったく非の打ちどころがありません。
彼が入ってきた途端、まわりの女子がざわめくのを感じました。
用も無いのにわざわざ見学にくる子もいるぐらい。
あからさまに化粧の濃くなった女子もいました。
他の部の女子から、彼と同じ派遣会社ということで、いろいろ聞いて欲しいと言われましたが、無視。
ついでにその彼も無視
仕事の要件は机の上にメモを張って伝えていました。
イケメンなんてプライド高くてナルシストで気持ち悪い存在なんだから。
しかも今まで定職にもつかずに遊びほうけていたくせに。
そう思っていましたが・・・
仕事をてきぱきとこなし、コミュニケーションもスムーズ、周りからの信頼も増えてきた彼をみて、何か違うなと思い始めたらなぜか彼の動く方向に顔を向けている自分に気付いて・・・
ふと目があって、すぐにそらしたけどなんだかドキドキして・・・
それでも無視し続けていたのですが、ある日彼が近づいてきて隣の女子に話しかけました。
「今度ライブやるんだけど、よかったらみんなで見に来て」
とチケットを渡していきました。
バンドをやっているのは聞いていましたが、そんなに仲良くもない子を誘うほど自信があるのね。ふふん。
いや、なぜ、同じ派遣会社の私を無視してその子に話しかけるかな。
と、自分が無視しているのを棚にあげて心の中で罵倒していました。
ライブは嫌いじゃないのよと職場の女子数人で軽い気持ちで出かけましたが、始まった途端、雷に打たれるほどの衝撃が全身に走りました。
これがアマチュアだなんて。かっこよすぎる。
今まで定職に就かずに音楽活動をしていたのも納得です。
気付くとライブが終わって興奮状態冷めやらぬ中、私は自分から彼に話しかけていました。
そして恋に落ちて行ったのです。